10月2日の研究会には、60名を超える方にご参加頂きました。
講演および座長の労をお取り下さいました先生方、また参加された皆様方に厚く御礼申し上げます。
今回はオンライン開催で、直接皆様にお会いすることはかないませんでしたが、研究会が今後の研究や実践活動のお役に立ちますと誠に幸いです。 福井大学 平工先生より
日時:2021年10月2日(土) 9:30-16:00 Zoomオンライン 65名参加
開催世話人:平工雄介(福井大学)
特別講演「悪性中皮腫のゲノム異常と細胞特性」
関戸 好孝(愛知県がんセンター研究所)
シンポジウム「オルト-トルイジンによる膀胱癌」
1 オルト-トルイジンによる膀胱がん事案の概要と法的規制
梅村 渉介(福井労働局労働基準部健康安全課)
2 オルトトルイジン取り扱い労働者における膀胱がん
中野 真規子(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学)
3 尿中のオルトトルイジンと代謝物の分析
永滝 陽子(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学)
4 芳香族アミン類によるDNA損傷について
王 瑞生(労働安全衛生総合研究所有害性評価研究部)
一般演題
1 地域在住者における環境Cd曝露と尿中代謝プロファイル:鶴岡メタボロームコホート研究
石橋由基 (慶應義塾大学)
2 炭素繊維強化プラスチック製造加工現場の微小粒子
池上昭彦 (自治医科大学)
3 特殊健診における生物学的モニタリング検査の精度管理 -労働衛生検査精度向上研究会活動報告2021-
市場正良 (佐賀大学医学部)
1-BP取扱い作業者における振動覚への影響
當房浩一 (信州大学)
5 トリクロロエチレンによる過敏症症候群発症の労働衛生学的考察
那須民江 中部大学生命健康科学研究所、
2-エチル-1-ヘキサノール慢性吸入曝露によるマウス嗅球、海馬への影響
三宅美緒 (名古屋市立大学・院・医・環境労働衛生学)
7 フェニルアルシンオキシドの細胞毒性におけるバイカリンの防護効果と分子メカニズム
崔正国 (福井大学)
8 インジウム化合物による肺上皮細胞におけるDNA損傷
平工雄介 (福井大学)
2019年10月5日~6日に中央労働災害防止協会で開催されました第47回産業中毒・生物学的モニタリング研究会は盛会のうちに終了いたしました。当日は産業中毒・生物学的モニタリングに関する最新の知見や研究成果、また特別講演におきまして胆管がんや作業環境測定におけるサンプラーの説明など、今後の研究の発展に欠かせない講義・発表が行われました。
研究会のメンバーの皆さま、参加者の皆さまには心から御礼を申し上げます。
この度は誠にありがとうございました。今後の皆さまの御研究の発展を祈念致します
プログラム
10 月 5 日(土)
〇特別報告 (13時00分~14 時00分)
中災防・大阪労働衛生総合センターが実施する生物学的モニタリングおよびその他の技術サービス
中央労働災害防止協会 大阪労働衛生総合センター
〇一般演題(1) (14時10分~15時10分)
1. 膀胱発がんに寄与する可能性がある芳香族アミン類等の遺伝毒性に関する検討 王 瑞生
2. オルトトルイジン及び4-クロロ-オルトトルイジンのDNA損傷性に関する比較検討 柏木 裕呂樹
3. ヒト三次元培養皮膚を用いた芳香族アミン類の皮膚透過性に関する研究 豊岡 達士
4. ブタ摘出皮膚を用いたex vivo化学物質皮膚透過性試験システムの構築 柳場 由絵
〇一般演題(2) (15時20分~16時20分)
5. 特殊健診における生物学的モニタリング検査の精度管理-労働衛生検査精度向上研究会活動報告- 市場 正良
6. 個人ばく露測定と尿中代謝産物の結果を活用した安全衛生教育の事例 中家 隆博
7. SVOCsに対する個人曝露捕集装置の開発 鈴木 義浩
8. 膀胱がんの原因物質である芳香族アミン類の捕集における環境因子の影響に関する報告 中川 脩
〇特別講演1(16 時20分~16 時50 分
個人サンプラーを活用した作業環境測定について
中央労働災害防止協会 労働衛生調査分析センター 副所長 山室 堅治
〇交流会 17時30分~19時30分
10月6日(日)
〇研究会活動報告 (9 時00 分~9 時10分) 佐賀大学 医学部 教授 市場 正良
〇一般演題(3) (9時10分~10時40分)
9. 個人曝露測定、環境測定で見られるトルエン、エチルベンゼン、キシレン間の相関と尿中未変化体の相関 河合 俊夫
10. 血清中インジウム検査について 川澄 八重子
11. マウスを用いた重金属ばく露が妊娠へ及ぼす影響に関する研究 大谷 勝己
12. 殺虫剤フィプロニルの室内散布後に神経症状を呈した一例 市原 学
13. トリクロロエチレン曝露によるCYP2E1抗体上昇とその影響因子 那須 民江
14. トリクロロエチレン曝露と血中CYP2E1タンパク量の関係 伊藤 由起
〇特別講演2(10 時50分~11 時50 分)
職業性胆管癌の病態解明および治療法の確立
大阪市立大学 大学院 医学研究科 肝胆膵外科学 病院教授 久保 正二
一般演題の発表時間は討論を含め15分間です。
参加費:一般2,500円、学生500円(大学院生を含む)
交流会費:5,000円(チャオサイゴン大阪肥後橋店)
問い合わせ先
中央労働災害防止協会大阪労働衛生総合センター
中沢 英明、西野入 修
第47回事務局アドレス
Mail: sk-osaka@jisha.or.jp
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御用のある方は、社会医学講座の事務室(2405室)にご連絡ください。
4Fエレベーターをおりてすぐです。