〈佐賀大学倫理委員会〉研究課題名:飲酒時の顔面紅潮とCOVID-19罹患等の関連、承認日・番号;2023年7月26日,R5-11
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目的
ALDH2遺伝子多型rs671と細胞性免疫力の関連について、COVID-19罹患を中心にアンケート調査で検証を行うことです
概要
アルデヒド脱水素酵素2型(ALDH2)の遺伝子多型rs671の変異アレルはALDH2の酵素活性を低下させ、アルデヒド類の代謝が遅れる体質を生むため、飲酒時に発生するアセトアルデヒドに起因する顔面紅潮の原因として知られています。
rs671は東アジア人に限定的な遺伝子多型であり、他の遺伝子多型と比較して圧倒的に表現型が強く(遺伝子多型に起因する体質の異なり方が顕著であり)、医療の個別化に有用であることが申請者らの研究により明らかになりつつあります(松本明子2016; 松本明子2018; Matsumoto A 2019)。
また、申請者らは近年rs671と免疫能の関連を相次いで報告しています(Matsumoto, et al. 2021; Matsumoto, et al. 2022)。
なかでも、モデル動物および疫学研究の知見から、細胞性免疫とrs671の関連が示唆され(Matsumoto et al in
preparation)、COVID-19をはじめとするウイルス感染症との関連が疑われます。rs671保有者が半数を占める日本において、COVID-19をはじめとするウイルス感染症とrs671多型の関連は重要な知見となり得ます。
本研究では質問紙調査により検証を行います。
研究等における医学倫理的配慮について
東アジア人に特有の遺伝的体質(顔面紅潮)とCOVID-19罹患の関係を、アンケート調査で検証を行う
医学研究用のデータ収集を目的としています。■ 回答後に回答を撤回することが可能です。調査担当者(高島)にご連絡ください。
【得られたデータの取り扱い】
用語の説明
【調査実施主体】
佐賀大学医学部社会医学講座環境医学分野 https://sagasocialmed.med.saga-u.ac.jp/
・疫学調査担当者
客員研究員 高島 賢
・共同研究者
准教授 松本 明子(個人情報管理責任者)
博士研究員 土器屋 美貴子
【本調査に関するご質問やお問い合わせ】
・本調査の質問項目や回答(方法や内容)等について、ご質問や不安な点等がございましたら、担当(高島)までお気軽にお問い合わせ下さい。
問い合わせ先: 高島:tb4s-tksm@asahi-net.or.jp
2023/8/4
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